歩き遍路の四国八十八ヶ所 73 出釈迦寺
四国八十八ヶ所七十三番札所は出釈迦寺(しゅっしゃかじ)様です。七十二番札所から歩くと約10分です。前の札所から上方に見えています。
元々、七十二番札所の奥の院でした。珍しい寺院名ですが、このお寺の上方に見える我拝師山(がはいしざん)に真魚少年が登り、衆生を救いたい、救えなければ我が身を捧げると崖から身を投げました。すると、お釈迦様が天女を遣わし助けました。成長して、少年は弘法大師となり、衆生を救いました。お釈迦様が真魚少年を助けに現れたと言うことで、出釈迦寺と言います。
我拝師山の山腹にはお堂が建っていて、捨身ヶ嶽禅定と言い、このお寺の奥の院となっています。結構な登りですので、登れない人のためにこのお寺の境内に遙拝所があります。奥の院の納経印はこのお寺の納経所で頂けますよ。
真言宗御室派のお寺で、御本尊はお寺の名前の通り釈迦如来様です。お釈迦様は四十九番札所以来ですので御真言をお忘れかもしれませんね。御真言は「のうまくさんまんだ ぼだなん ばく」でしたね。
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