くろうさぎのブログ

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歩き遍路の四国八十八ヶ所 87 長尾寺

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経幢(国の重要文化財)と仁王門

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境内 本堂(左)と大師堂(右)

四国八十八ヶ所八十七番札所長尾寺様です。八十六番札所から歩くと約1時間半です。丘陵の間の比較的平坦な広い谷間を抜けて讃岐平野の東部へと入ります。

途中に八十七番奥の院玉泉寺様がありますので立ち寄りましょう。納経印も頂けます。御本尊は日限(ひぎり)地蔵菩薩様です。真言は「おん かかか びさんまえい そわか」ですね。

八十七番札所にお参りするか、それとも翌日にするか、門前40日目の宿となります。

このお寺の仁王門前には経幢(きょうとう)という一対の石柱があります。鎌倉時代中期のもので国の重要文化財に指定されています。経幢には通常、陀羅尼(だらに)が刻まれていますが、これには梵字各面1文字づつ刻まれています。中が空洞になっていてその中に経文が収められていたようです。

さて、陀羅尼とは真言の長いものだと思って下さい。代表的な陀羅尼の一つを書いておきます。大金剛輪陀羅尼といいます。「のうまく しっちりや じびきゃなん (さらば) たたぎゃたなん あん びらじびらじ まきゃしゃきゃら ばじり さたさた さらていさらてい たらいたらい びだまに さんばんじゃに たらまち しったぎりや たらん そわか」です。括弧書きは唱えても唱えなくてもどちらでも結構です。真言宗でも高野山真言宗などは唱えませんが、真言宗醍醐派などは唱えると言った具合です。お寺での読経の際般若心経御本尊の御真言唱えると良いでしょう。一切の罪や障害が消滅する有り難い功徳があります。

このお寺で源義経の妾静御前が義経と別れた後、得度したという言い伝えがあります。得度とは僧侶になる前儀式で仏門に入るためのものです。

天台宗別格本山で、御本尊聖観音様です。真言は「おん あろりきゃ そわか」ですね。

さあは、いよいよ最後のお寺です。

 

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