歩き遍路の四国八十八ヶ所 61 香園寺
四国八十八ヶ所六十一番札所は香園寺(こうおんじ)様です。六十番札所から歩くと約3時間です。標高745mから10km程の道のりを一気に平地まで下ります。区切り打ちの方は足がなれていない場合、膝に負担にならないよう注意しましょう。
このお寺までの途中にこのお寺の奥の院、白滝があります。
ここでは滝行が出来ます。滝と言えば概ね不動明王様が祀られていますので、このお堂の御本尊は不動明王様です。御真言は「のうまくさんまんだ ばざらだん せんだまかろしゃだ そわたや うん たらた かんまん」ですね。堂守さんがいらっしゃればその場で納経印を頂けますが、ご不在ならこのお寺の納経所で頂けます。
境内に着くと四国霊場中、随一の特徴的なお堂が目に入ります。昭和51年に建てられた鉄筋コンクリート造の大聖堂です。この2階に本堂と大師堂があります。お参りの際にはお堂の前にある香炉に蝋燭と線香をお供えして下さい。お堂の前に納札入れと賽銭箱がありますが、両脇にある階段から2階に上がり靴を脱いでお堂の中に入ってお勤めしましょう。立派な仏様がいらっしゃいますよ。
その昔、弘法大師がこの地で難産に苦しんでいる妊婦を見て、栴檀で香を焚いて加持を行ったところ無事に元気な赤ちゃんが産まれたそうです。以来、このお寺は安産と子供の無事成長を願う子安大師のお寺として親しまれています。また山号を栴檀山と言います。
真言宗単立のお寺で、御本尊は大日如来様です。御真言は「おん あびらうんけん ばざらだとばん」ですね。
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