くろうさぎのブログ

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歩き遍路の四国八十八ヶ所 33 雪蹊寺

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入口

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境内 奥が本堂、右手前が大師堂

四国八十八ヶ所三十三番札所雪蹊寺(せっけいじ)様です。三十二番札所から歩きでは約2時間です。浦戸大橋を渡るルートもありますが、一般的には種崎から県営フェリーを利用します。このフェリー、人と自転車・バイクのみが乗れ、何と無料です。嬉しいですね。少しだけのんびりと船旅が出来ます。

このお寺は長宗我部氏の菩提寺で、寺院名は長宗我部元親侯の法名雪蹊恕三大禅定門」に因みます。お寺の東隣には元親侯祀る秦神社様があります。こちらも合わせてお参りしたいですね。このお寺には元親侯のお墓はありませんが、本堂向かって右奥に戸次川の戦い大分県)で戦死した嫡子の信親侯のお墓があります。元親侯はこの戦死を大層悲しみ、自身も自害しようと思ったほどでした。もし、信親侯が関ヶ原の戦い以降も生きていたら、ひょっとすると長宗我部氏土佐藩として幕末まで残っていたかもしれません。なお、元親侯のお墓はこのお寺から南東約1kmの丘陵中腹にあります。

このお寺の境内に入ると左手にお坊さんの胸像が2つ並んでいます。その胸像の一つである、山本玄峰師は第18代住職で太平洋戦争の終戦を当時の鈴木貫太郎総理勧めたり昭和天皇が発した終戦詔勅の原文を起草した名僧です。このお寺は十二番札所と同じく禅寺で臨済宗妙心寺派に属します。なお、山本玄峰師は臨済宗妙心寺派管長まで上りつめました。

御本尊薬師如来様です。真言は「おん ころころ せんだり まとうぎ そわか」ですね。

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