歩き遍路の四国八十八ヶ所 18 恩山寺
四国八十八ヶ所十八番札所は恩山寺様です。十七番札所からは距離があります。眉山の西側にある地蔵越という峠道を越えるか、それとも距離はほんの少し延びますが眉山沿いの麓の平坦な道を徳島市街地を通るか2つのルートが考えられます。地蔵越コース、眉山麓コースとも概ね歩いて3時間半~4時間ほど見ておいた方がよいでしょう。
このお寺は山の中腹にあります。仁王門から境内までは離れています。仁王門を抜けると境内までは少しキツい坂を登ります。
お寺の山号は母養山と言います。弘法大師の母、玉依御前(たまよりごぜん)が修行中の弘法大師を訪ねて来たので出家させたと言われ、その伝承に由来します。
高野山真言宗のお寺で、御本尊は薬師如来様です。前の札所と同じですね。御真言は「おん ころころ せんだり まとうぎ そわか」ですね。
因みに、仏様の御真言には大呪、中呪、小呪があります(呪(しゅ)は「のろい」ではなく「まじない、魔除けの祈りの言葉」と言った意味です)。全ての仏様にあると言うものではないのですが、薬師如来様にはあります。普段唱えているのは小呪です。中呪を紹介しておきますと「おん ばいせいぜい ばいせいぜい ばいせいじゃ さんぼりぎゃてい そわか」になります。ちょっと長いですね。
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