歩き遍路の四国八十八ヶ所 15 阿波国分寺
四国八十八ヶ所十五番札所は阿波国分寺様です。四国八十八ヶ所の札所には四国各国の国分寺様が全て入っています。弘法大師が国分寺の総元締め東大寺様の別当となっていたことに関係するのでしょうか?
十四番札所から非常に近く歩きで10分ほどで着きます。
写真で見てお分かりの通り大師堂は真新しいです。1996年に焼失し、2014年に再建しました。それまでは烏瑟沙摩明王堂(うすさまみょうおうどう)が仮大師堂でした。
烏瑟沙摩明王様はトイレの仏様として有名です。烏枢沙摩明王とも表記します。不動明王様のように炎をまとっています。この炎は不浄を焼き尽くして浄化する功徳があります。だからこの仏様のお札をトイレに貼ると浄化されお金が貯まるとも言われます。このお寺のお札は有名です。でもトイレを汚していては功徳はありませんよ。ちなみに御真言は「おん くろだのう うん じゃく」です。
名前は国分寺ですが、何度か火災に遭い奈良時代の創建当時の姿とは全く違います。
本堂の裏には国指定名勝の庭園があり拝観料を支払って見学できます。
曹洞宗のお寺です。四国八十八ヶ所に3ヶ寺ある禅宗のお寺の一つですが、曹洞宗はこのお寺が唯一です。御本尊は薬師如来様です。御真言は「おん ころころ せんだり まとうぎ そわか」ですね。
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