歩き遍路の四国八十八ヶ所 10 切幡寺
四国八十八ヶ所十番札所は切幡寺(きりはたじ)様です。九番札所からは歩いて約1時間弱の道のりですが、境内は山腹にあるため参道をかなり登ります。
お寺の名前は、弘法大師が衣服がほころびたので機織りをしていた娘に繕えないか尋ねたところ織りかけの布を惜しげも無く切って繕ったと言うことに由来しています。娘は父母の供養をお願いしました。弘法大師は千手観音様を刻み娘を得度させたところ娘は千手観音様に変化したと言うことです。
境内の上には方形の多宝塔(大塔)があります。国の重要文化財で明治時代に廃仏毀釈のために大阪の住吉大社の神宮寺だった新羅寺(廃寺)から移築したものです。豊臣秀頼によって建てられました。
高野山真言宗のお寺で、御本尊は千手観音様です。御真言は「おん ばざら たらま きりく」ですね。
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