四国別格二十霊場 17 神野寺
四国別格二十霊場十七番札所は神野寺(かんのじ)様です。所在地は香川県仲多度郡まんのう町神野45-12です。
弘法大師が修復を行った満濃池のほとりにあります。日本最大のため池ですが実際に見るとまるで湖です。弘法大師には錫杖を突いたら泉が湧いた、杖を突き立てたらそれが木になったなど、数々の伝説がありますが、満濃池の修復は史実です。修復を行った時に池の守護としてこのお寺を建てたと伝えられています。
しかし、戦国時代、長宗我部元親軍の侵攻により焼き討ちされ荒廃したと言われています。本当に長宗我部軍による焼き討ち伝承は多いです。何でもかんでも長宗我部元親のせいにしていますが、果たして本当に長宗我部元親は土佐以外の他国の寺を多数焼き払ったのでしょうか?甚だ疑問です。
さて、長い間廃寺となっていた寺ですが、昭和7年に結成された満濃大師会により昭和9年、約350年ぶりに再興されました。
新しいお寺ですが、満濃池が弘法大師ゆかりの池なので、そのほとりに建てられたお寺が別格二十霊場に加えられました。
真言宗善通寺派のお寺で、御本尊は薬師如来様です。御真言は「おん ころころ せんだり まとうぎ そわか」です。
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