くろうさぎのブログ

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本日のショット 西国巡礼17 六波羅蜜寺

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寺標

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境内

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本堂

西国十七番六波羅蜜寺様です。西国巡礼も半分を過ぎました。

清水寺様から西へ坂を下りた市街地にあり、それほど境内は広くありません

本堂の裏には宝物館があり、このお寺の開祖空也上人の口から阿弥陀如来様が出ている平清盛といった有名な収蔵品がありますので一見の価値ありです。

平家との繋がりがあり、このお寺に駐屯したことから、そのうち寺の周囲を接収して平家一門の屋敷が建てられ六波羅殿と呼ばれました。鎌倉時代になると平家屋敷跡に六波羅探題が置かれました。鎌倉幕府京都における拠点ですね。ここは平安時代終わりから鎌倉時代にかけてずいぶん重要な場所でした。

現在は真言宗智山派のお寺で、御本尊国宝十一面観音様です。

 

お寺の名前である「六波羅蜜」は6つの波羅蜜波羅蜜とはサンスクリット語パラーミターを音訳したもので、生きているうち成仏に至る6つの修行のことです。ポピュラーなお経である般若心経ですが、詳しくは「般若波羅蜜多心経」といいます。大乗仏教のエッセンスが詰まったお経ですがここにも波羅蜜が出てきますね。

六波羅蜜」とは布施(ふせ:見返りの無い施しを行うこと)、持戒(じかい:厳しい戒めの心を持つこと)、忍辱(にんにく:辛いことにも耐え忍ぶこと、決っしてラーメンなんかに入れると美味しいアレではありません、アレは逆に仏教ではもっと忌まれる野菜の一つです)、精進(しょうじん:努力を怠らず向上心を継続すること)、禅定(ぜんじょう:どんな場合でも平常心を保つこと)、智慧(ちえ:般若ともいいます。単なる知識の知恵ではありません。先の5つの波羅蜜を実践した上で真の認識力を得ること)です。凡夫の私には一つも出来ません。皆さんは如何ですか?


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