廃墟になった札所寺院　佛陀懸寺（ふだかけじ）

遍路をやっています。
大半は車での遍路なのですが、歩きも続けています。
以前、歩いた時にこのお寺というか庵というか探したのですが

マヌケなことに見つけることが出来ませんでした。

令和最初の天皇誕生日、天気が良かったので四国まで足を運び車遍路してきました。
宇和島から初めて久万高原へと抜け、最後は西条で打ち止めました。
その途中、大洲市の市街地に入る手前、大洲盆地の西斜面に
佛陀懸寺（ふだかけじ）というところがあります。
別名松下庵と言います。真言宗御室派のお寺に列しています。

お寺には昔、住職がおられました。その後、無住寺となりました。
高見宏史さんという大工さんがおられ、脳梗塞に倒れて体の右側が不随になりました。

半身不随の身で一念発起し四国遍路に出かけ、荒廃したこのお寺を見て再建を思い立ったのです。
平成8年の事でした。完成後は住職を迎えました。
お遍路さんが数多く立ち寄る番外札所として賑わいました。
しかし、その後、暫くすると再び無住寺となりました。無住となってからはまた荒れ果てています以下の写真の通り廃墟同然です。