歩き遍路の四国八十八ヶ所 84 屋島寺
四国八十八ヶ所八十四番札所は屋島寺様 です。八十三番札所から歩くと約4時間半です。八十番札所付近の宿を出発すると、途中、39日目の宿を高松市内で取ることとなります。宿には事欠きませんが、特に瓦町周辺に宿が多くあります。繁華街の近くなので浮かれて飲み過ぎないようにしましょう。
このお寺は屋島という溶岩台地上の南嶺と呼ばれる場所にあります。麓から急坂を上がると、古代山城の屋島城がありますので、折角ですから寄り道してみましょう。
屋島は源平合戦の屋島の戦いの古戦場です。お寺の東側には血の池と呼ばれる池があり、源義経が血の付いた刀を洗った池だそうです。
お寺の境内を出て西の方に行くと高松市街や瀬戸内海が一望出来ます。また、瓦投げが出来ます。
境内にはタヌキの石像があり、蓑山大明神様があります。弘法大師を道案内したと言われる太三郎狸を祀ってあります。太三郎狸は日本三名狸だそうです。他には佐渡団三郎狸、淡路芝右衛門狸が居るんだとか。何だか、スタジオジブリの”平成狸合戦ぽんぽこ”を思い出します。
本堂は国の重要文化財に指定されています。
真言宗御室派のお寺で、御本尊は千手観音様です。讃岐に入ると観音様が多いですね。讃岐路全23ヶ寺中、観音様は13ヶ寺と半分以上を占めています。御真言は「おん ばざら たらま きりく」ですね。
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