歩き遍路の四国八十八ヶ所 66 雲辺寺
四国八十八ヶ所六十六番札所は雲辺寺(うんぺんじ)様です。讃岐最初の札所ですが住所は徳島県三好市です。四国八十八ヶ所中最も高い標高910mの雲辺寺山のほぼ山頂にあります。涅槃の道場なのになかなか楽をさせては頂けません。六十五番札所から歩くと約6時間です。途中で35日目の宿になりますが、麓の三好市池田町佐野の民宿岡田しかありません。もし岡田が取れなければ、もう少し池田市街地寄りの白地荘になります。岡田辺りまで送迎してくれます。岡田は90歳過ぎのご主人が夕食後に雲辺寺までの山道とその後の観音寺辺りまでの攻略法を教えて下さる人気の宿です。定員は10名なのでシーズンであれば当日予約はまず無理と思って下さい。1週間前でも厳しいかもしれません。
岡田を出るといきなり朝っぱらから標高差約670mを登ります。まあ2時間もあれば着きますよ、ご心配なく。
戦国時代、土佐の戦国大名・長宗我部元親がこのお寺を訪ね住職に四国統一の夢を語ったと言います。
車遍路の場合、山上近くまで車道があり上ることも出来ますが、一般的には香川県側からロープウェイを使って往復します。
このお寺は本堂内でお勤め出来ます。堂内に入ると右手に金属製の黒不動と呼ばれるお不動様が出迎えてくれます。
真言宗御室派のお寺で、御本尊は千手観音様です。御真言は「おん ばざらたらま きりく」ですね。
あなたの欲しい写真がきっと見つかります。