歩き遍路の四国八十八ヶ所 58 仙遊寺
四国八十八ヶ所五十八番札所は仙遊寺様です。五十七番札所から歩くと約50分です。
五十七番札所を出て少し進むと、お寺まではずっと登りになります。仁王門までは車道を上りますので比較的緩やかな勾配ですが仁王門を抜けると急勾配になります。
奈良時代の初めに阿坊という仙人がこのお寺で暮らしていましたが、ある日雲と遊ぶかのように忽然と消え去ったということです。そこで「仙遊寺」と名付けられたそうです。
お寺には天然温泉が湧く宿坊があります。また、野宿遍路には有り難い通夜堂も併設しています。
お寺の小山田住職は「四国へんろ道文化」世界遺産化の会の代表世話人として四国八十八ヶ所を世界遺産にしようと熱心に運動されています。年間、数多くの巡礼者が訪れる日本有数の霊場ですので世界文化遺産に値するとは思いますが、巡礼路が確定していない等、課題は多いようです。
高野山真言宗のお寺で、御本尊は千手観音様です。御真言は「おん ばざら たらま きりく」ですね。
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