くろうさぎのブログ

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歩き遍路の四国八十八ヶ所 番外3 卯之町~久万

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崩落寸前の佛陀懸寺

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内子座(国の重要文化財

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だんじり

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於久万大師

四十三番札所から四十四番札所までの距離は、あまり知られていませんが3番目に長く、ルートにもよりますが短くても約67kmあります。なので速い人でも歩くと2日半ほどかかります。

 25日目の宿を三間に取ると26日目の宿は大洲になります。大洲では「ときわ旅館」がお勧めです。ご主人は歩き遍路の経験者なので事情をよく分かっておられ、配慮が行き届いています。

27日目の宿は難しいところですが、距離の短い鴇田峠(ひわたとうげ)ルートを通るのであれば、内子町突合の「さかえや旅館」になります。更にもう8km程頑張れる方には砥部町広田に宿が2軒あります。私のお勧めは広田の2軒です。鴇田峠ルートより3km程長くなる農祖峠(のうそのとうげ)ルートを行く方は内子町小田に3軒の宿があります。

四十四番札所までには以前ご紹介した佛陀懸寺や、大洲城、国の重要文化財の芝居小屋・内子座八日市護国の古い街並みを見ながら、久万高原へと向かって行きます。

鴇田峠には、だんじりという番外札所があります。弘法大師が峠を登っている途中、空腹と疲労に耐えかねた自身に腹を立て岩の上で地団駄を踏んだと言われます。岩の上には足形のようなヘコみが出来ているみたいです。弘法大師も人の子なんですね、人間くさくて面白いエピソードです。

久万高原町の街中に入るともう四十四番札所は近いです。四十四番札所へのルートからは少し外れますが、街中には於久万大師(おくまだいし)というお堂があります。弘法大師が巡錫中に宿を借りた「おくまさん」というお婆さんに大層手厚いもてなしを受けました。感銘した弘法大師が望みを聞くと、田舎で何もない場所だが今後は栄えて欲しいと言ったそうです。以後、町はだんだん栄えるようになり、おくまさんの名を取って町の名を「久万」としたそうです。

於久万大師納経印四十四番札所で頂けます。於久万大師から四十四番札所までは約1kmです。

 

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