歩き遍路の四国八十八ヶ所 27 神峯寺
四国八十八ヶ所二十七番札所は神峯寺（こうのみねじ）様です。二十六番札所から歩くと6時間かかります。途中、休憩や昼食を挟むと7時間程度見ておいた方が良いでしょう。
標高570mの神峯山の山上標高430mの場所に境内があります。高知県の札所では最高所にあります。「真っ縦（まったて）」と呼ばれる急傾斜の山道を上ります。ここから15km先の安芸市から三菱の創業者、岩崎弥太郎の母は息子の出世を祈願して毎日100日間参詣に訪れたそうです。凄い執念ですね。その母の子だから日本を代表する企業の主になったのでしょうね。
さて、11日目の宿は麓の唐浜（とうのはま）に取っておいた方が良いでしょう。3軒ほどの宿があります。お寺に向かう前に宿にチェックインし荷物をデポさせて貰い身軽にお寺に向かいましょう。
お寺の境内の上には神峯神社様があります。元々は神仏混交の施設でしたが、明治初期の神仏分離により神社だけが残り、お寺は解体されました。大正元年に仏教施設が復活し昭和になって今の寺院名を名乗るようになりました。
お寺の納経所前には「神峯の水」と呼ばれる名水があります。汗をかいて上ったお遍路さんは喉を潤して下さい。
真言宗豊山派のお寺で、御本尊は十一面観音様です。御真言は「おん まか きゃろにきゃ そわか」ですね。
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