歩き遍路の四国八十八ヶ所 13 大日寺
四国八十八ヶ所十三番札所は大日寺様です。同じ名前の札所は四番札所に続いて2度目ですね。
十二番札所から歩くと約6時間かかります。十二番札所を午後二時頃出発したとすると、途中で3日目の宿を取ることになります。十二番札所の麓に鍋岩という集落があります。概ねここで3日目の宿となります。ここに小さな善根宿(簡易宿泊所)がありました。また「なべいわ荘」という宿泊施設がありますが、もうすぐ閉鎖の予定です。なので、2017年末に「農園ゲストハウスもりあんloft」という宿がオープンしたので鍋岩では唯一の宿となります。神山町には他にも「神山温泉ホテル四季の里」「神山くらしの宿moja house」といった宿がありますが、遍路道からは外れているので送迎して貰えれば良いですがそうでなければ遍路道の途中からタクシーでしょうね。健脚なら遍路道を更に2時間ほど歩いた「植村旅館」ぐらいです。十一番札所~十三番札所の間では宿泊場所と2日目の宿の場所がポイントとなります。「農園ゲストハウスもりあんloft」は2部屋のみで相部屋するなら4人ほどは泊まれるようですがゴールデンウィークなど遍路シーズンは取れないことも覚悟する必要があります。そうすると、十一番札所は2日目にお参りしておき、鴨島の宿を早朝に発って十一番札所は納経所が開く前に境内を素通りして長駆になりますが、植村旅館まで頑張るしかありません。
お寺の話から外れてしまいました。
お寺は道を挟んだ向かいに一宮神社様があります。明治の神仏分離までは一つでした。
現在のご住職は前住職の奥様で韓国籍の韓国舞踊家です。息子さんが僧籍を取得しましたので、近々代替わりするのでしょう。
このお寺にも宿坊があります。なお、今まで紹介したお寺で宿坊があるのは、二番、六番、七番です。十二番も季節限定であったのですがやっていないようです。
真言宗大覚寺派のお寺で、御本尊は十一面観音様で、一宮神社様の本地仏です。大日寺様の大日如来様でしたが、神仏分離の際に本地仏をこのお寺に移し、元々の御本尊の大日如来様は秘仏としてお祀りされています。十一面観音様の御真言は「おん まか きゃろにきゃ そわか」です。
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