本日のショット 西国巡礼9 興福寺南円堂
西国九番は興福寺様境内にある南円堂です。
興福寺様は法相宗大本山です。白鳳時代の創建という古いお寺なので山号はありません。
南円堂の御本尊は不空羂索観音様で、西国三十三所でこの観音様はここだけです。
観音様について少しお話ししましょう。
観音様は観世音菩薩または観自在菩薩といい、仏様の地位でいうと如来の次のランクの菩薩のお一人になります。如来は完璧な仏様で、菩薩は如来になるための修行の身で皆さんを少しでも多く助けて如来になろうとしている仏様です。ついでにお話ししますと、菩薩の次のランクは明王です。皆さんを力尽くで仏の世界に引っ張り込んで救おうとしているので怖いお姿をしています。その次が天で仏様を護る神様です。毘沙門天様など四天王が代表的です。
観音様には多くのお姿があります。西国三十三所にはその中の代表的な七つの観音様が各寺院にお祀りしてあります。
七つの観音様とは、聖観音(しょうかんのん)様、十一面観音様、千手観音様、馬頭観音様、如意輪観音様、准胝観音(じゅんていかんのん)様、そして不空羂索観音(ふくうけんじゃくかんのん)様です。
なぜ三十三なのかは、またいずれお話しします。
あなたの欲しい写真がきっと見つかります。